石窯作っています(汗だく)
お盆休みに入りました。
時間が出来たので、早速石窯の製作に取り掛かりました。
「薪クラブ」では石窯の販売をしていますが、販売するからには、自分で作って、使ってみなくては・・・ピザ食ってみなきゃ、タンドーリチキン食べなきゃ。
て、ことで、石窯自作キット商品のサンプルを入手してから幾歳月。ようやくこの盆休みに製作にとりかかりました。
作業着手から、2日半かけて、ようやく火入れにまでこぎつけました。
いやあ、大変。ここまでたどり着くのが本当に大変。基礎コンクリートからの作業を強いられます。オレは土木のプロじゃないって。しかも、D.I.Y大嫌い!
それでも、こんな具合に、ここまでたどりつきました。感想を一言言わせてもらえば、「この商品の製作は非常に大変。重い、苦しい、時間がかかる・・・製作作業自体はひたすら苦痛。でも、これは考え方に偏りがある自分個人的感想・・・本来それこそがDIY好きな人には応えられないんだろうな・とは理解できます。・・」。(ちなみに、この記事と同一商品の販売は見送っています。各パーツの加工の必要が無い、イージーな商品のみをショップで販売しています、しかしながら、この商品は装飾や造形の自由性がかなりあることや、最終的に完成したときの満足度は他商品に比べて高いだろうと想像します)
↓①これが基礎工事
この商品(石窯キット)のマニュアルには、最初の項目として、
「砕石基礎及び捨コンクリートを打つ」
との16文字。サラリと書かれたこの16文字、これが大変だった。
・・・ところで、「砕石基礎」って何だ?「捨てコンクリートを打つ」って何だ?
オレは土木のプロじゃないんだって、こんなマニュアルは無いだろう!DIY苦手なんだよ。仕方がない、専門用語の翻訳をしましょう。
⇒インターネットで調べたり、ホームセンターに行って、言葉の意味を教えてもらいました。
結局の所、設置する場所を掘り下げて、砂利を敷いた上にコンクリートの基礎を流し込むという土木作業が必要とのこと。資材は自分で調達するんだとさ。
私ジン・イシダは会社の
トラックを使うことが出来るので、資材の運搬に苦労はなかったけれども、普通の家庭の方にはムリ、ムリ。コンクリートを混ぜる器やクワも会社にあったから
良かったものの、普通の家庭の方にはハードル高過ぎ。激しく無理。
「砕石基礎及び捨コンクリートを打つ」・・・これで結局丸一日かかりました。
普通の家庭では着手すらできないでしょう(でも、このブログを制作マニュアル代わりに見ながらやれば迷わず制作出来るでしょう)。
↓②ブロック組み作業がこれだ
さて、2日目の課題。
イソライトという珪藻土の耐熱ブロックを糸ノコで手加工、つまり型紙の通りに1ブロックづつのパーツを切削加工。
事前にこのマニュアルを読んで、このブロックを手加工するという作業工程説明が目に止まり、クラクラとしたのが、そう、2年前でした。予想の通り、大変な作業でした。キコキコ、キコキコ、半日キコキコ。ブロックは全部で100個あります。全部切削加工するわけでは有りませんが、これは大変な作業です。キコキコ、 キコキコ。これがやりたくないから2年間着手しないで放置していたんだよ。
イソライトブロックは、落雁(らくがん)のお菓子のように軽く、サクサク切れます。おー、オモシロイ。
キコキコ、サクサク、やってみれば、どうってことない。オー、こりゃオモロイ。
(後日談:イソライトは耐火断熱材であり、石窯に期待される蓄熱性能と矛盾するんでない?との指摘を受け、なるほど・・ショックです。)
↓③ブロックのアーチ部分の組み上げ
なんとなく、完成形に近づいてきました。マニュアルによると、「見えかかり部分にはすべてモルタルを塗る」と書いています。モルタルというのは、セメントと砂と水を混ぜたもの。モルタルは粘土のような物性ですが、このブロックには全く付着しないので、塗ることが出来ませんでした。困っています。準備したモルタルは100キログラムほどのコンクリート塊として固まってしまいました。これは最悪。どうしよう、このコンクリート塊。アー!オレはバカだ。ああ、最悪だ。最悪だ。
ピッツエリアにあるような薪窯・・・タイルで装飾がしてあって、きれいですね。あれを目指しているんですけど、モルタルが付かなければ、実現しません。
ホームセンターに行って相談してみようと思います。
後日、また、報告の記事を書きます。
(文と写真:Jin Ishida)
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